自然体で、
響きあう。
余計な力を抜き、必要な力を必要な場所に使う。
人や組織が本来持っている力を自然に発揮できる状態をつくる。
Why
なぜ、effortlessiaなのか
頑張ることをやめるのではなく、
余計な力を手放す。
私は長い間、「前へ進むこと」を大切にしてきました。
科学、ビジネス、起業、社会活動。異なる分野を行き来しながら、意義を感じたことには力を尽くし、必要だと思えば先頭に立って道をつくってきました。
けれども人生の転換期に、仕事や人間関係、住まい、家族をめぐる環境が大きく変わり、それまでのように、力ずくで無理をしてでも前へ進むやり方ができなくなりました。
立ち止まり、手放し、暮らしを一つひとつ整え直す時間のなかで、あることに気づきました。
人は、いつも自分を奮い立たせなければ、前へ進めないわけではない。
余計な力や、必要のなくなったものを手放し、いまの自分に合った環境が整うと、本来持っている力が自然に動き始めることがある。
そのことを象徴するように教えてくれたのが、庭のクリスマスローズでした。
弱った株を植え替え、大きく剪定し、ただ見守っていると、やがて小さな新芽がひとつ現れました。さらに古い葉を取り除くと、別の新芽が次々と力強く育ち始めました。
無理に育てようとしなくても、環境が整えば、生命は本来の力を発揮し、自ら育っていく。これは植物だけでなく、人や組織にも通じるのではないか。
目指すのは、頑張らない世界ではありません。
必要な力を、必要なところに使える世界です。
自然体で響きあう世界をつくる。
それが、effortlessiaの始まりです。
名前に込めた意味
effortlessiaは、私がつくった言葉です。
“effortless”が表す、余計な力みのない自然な状態に、ひとつの世界や在り方を感じさせる響きを重ねました。
単なる「楽さ」ではなく、自然体であることから生命力や創造性が立ち上がり、人と人、人と自然が響きあう。effortlessiaは、そんな世界観そのものを表しています。
What
effortlessiaは何をするのか
本来持っている力を、
自然に出せる状態をつくる。
行き詰まっている人や組織を見ていると、大抵、能力や答えが足りないわけではありません。既に持っている力に、本人がまだ気づいていないだけ、ということがよくあります。
緊張や力み、暗黙の上下関係、固定された役割、無意識の思い込み、形骸化した仕組みなどが、その力に自分でアクセスすることを難しくしているのです。
effortlessiaは、身体・感性・思考を切り離さず、「自然体」であることが、人や組織のあり方にどのような変化をもたらすのかを、体験を通じて探求し、実践する場です。身体で感じた違和感を、個人の弱さや努力不足に閉じず、関係性や環境の構造として捉え直すことで、余計な緊張や思い込みを手放し、本来持っている力を自然に出せる状態をつくります。
大切にしているのは、二つのアプローチです。
身体から感じる
呼吸、リズム、姿勢、音などを通じて、頭で理解する前に、自分自身の状態や他者との関係を身体で感じること。
構造として捉え直す
そこで感じたことを、個人の性格の問題としてではなく、関係性や思考の型といった「構造」として捉え直し、次の一歩につなげること。
答えを与えたり、特定の方向へ導いたりするのではありません。
本人や組織がまだ見ていない選択肢に気づき、自分自身の判断で動き出せる状態をつくる。
目指すのは、正しい答えを渡すことではありません。
自分自身の力に、自分で気づける機会をつくることです。
まずは、身体を通じた体験から始めます。
Programs
effortlessiaでの体験
身体で感じ、構造を見える化する
体験型プログラム
-「身体」の感覚から、「組織」の未来をひらく。-
effortlessiaでは、身体を使った体験と、そこで得た気づきを手がかりに、組織で起きていることを構造として捉え直すセッションを組み合わせます。
頭で考えるだけでは気づきにくい、自分自身の力みや他者との関わり方。まず身体を通じてそれらを感じ、そこで得た気づきを、個人の性格や能力の問題に閉じず、組織の関係性や役割、暗黙の前提などと結びつけ、構造として捉え直していきます。
Step1 身体から感じる(和太鼓を用いたセッション)
和太鼓奏者・金子竜太郎氏の「ゆるみ打法」を体験し、自分の身体にある力みに気づくとともに、本来の状態である「自然体」を思い出します。太鼓の音の変化を通じて、「自然体」とはどのような状態なのかを、頭で理解するのではなく、身体から探ります。
Step2 構造として捉え直す(組織を見える化するセッション)
身体を使った体験のなかで気づいたことを手がかりに、普段は見えにくい組織の関係性や役割、暗黙の上下関係、思考や行動のパターンなどを参加者自身で捉え直し、見える化します。
誰かに正解を教えてもらうのではなく、自分たちの組織で何が起きているのかを捉え直し、まだ見えていなかった可能性や選択肢に気づく。その先の一歩を、自分たちで考えるためのセッションです。身体性
和太鼓
組織・関係性
対話
企業・組織向け
ところで、なぜ和太鼓なのか
答えはシンプルで、私自身が和太鼓をやっているからです。
私が和太鼓を始めたのは、2019年の春。以前から興味があったことに加え、前年に患った乳がんの術後のリハビリも兼ねて、近所の和太鼓教室の体験に行ったのが始まりです。
そうしたら、もう楽しくて楽しくて。一時期は週4日も打ち込むほど、太鼓に夢中になりました。一か所で教わるだけでは飽き足らず、さまざまな教室や先生のもとへ通ううちに、初めは「格好よく曲を打てるようになりたい」と思っていたのが、次第に「もっといい音を出したい」と思うようになりました。
そこで出会ったのが、金子竜太郎さんの「ゆるみ打法」です。
和太鼓は、力を込めた方が大きな音が出るように思われます。ところが、余計な力みを手放し、自然体に近づくほど、より大きく、豊かに響く音が出るようになります。これは和太鼓に限らず、スポーツや武術、楽器演奏などにも通じることではないかと思います。
「もっといい音を出したい」と始めたゆるみ打法のレッスンでしたが、続けていくうちに、ふと気づきました。
「あれ、これは思考にも応用できるのではないか」と。
私は無意識のうちに、「○○をしなければ」「○○でなければ」と、常に力んでいる状態が当たり前になっていました。体力も精神力もあったことが、良かったのか、悪かったのか。無自覚のまま無理を重ね、50代半ばにさしかかって身体が悲鳴を上げ始めても、その声を無視し、精神力で進み続けました。その結果、あと一歩で壊れるところまで行ってしまいました。
「分かっていても、行動に移さなければ意味がない」
常日頃、私自身が口にしてきた言葉です。それにもかかわらず、ゆるみ打法を思考にも応用できると気づきながら、私は無理をし続けていました。
ギリギリのところで自分を強制的に止め、見て見ぬふりをしてきたことに向き合い、一つずつ対処していきました。そしてようやく、再びスタート地点に立つことができました。
和太鼓は、打てば必ず音が出ます。その一方で、身体の状態が、そのまま音に表れます。力みがほどけた瞬間に音が変わり、身体に響き、周囲の音と重なっていく。その変化を、頭で理解するだけでなく、身体で実感することができます。
和太鼓の音を通じて、余計な力を手放し、身体全体で響きあう感覚を、言葉を超えて体験していただきたい。
それが、effortlessiaが和太鼓から始める理由です。
Founder
創業者について
答えを渡すのではなく、
まだ見えていない選択肢に気づく
きっかけでありたい。
私はこれまで、一つの分野にとどまらず、いくつもの領域を行き来してきました。
物理化学から宇宙植物学、バイオテクノロジーと科学の領域を変えながら学び、米国ではNASAとの共同研究にも携わりました。帰国後は、外資・内資、グローバル企業から中小やベンチャーまでさまざまな組織で経験を重ね、40代で起業。グルテンフリーという言葉がまだ広く知られていなかった時代に、専門店と協会を立ち上げ、その後は事業開発や非営利組織の運営にも関わってきました。
一見すると、脈絡のない歩みに見えるかもしれません。
けれど振り返ると、私が一貫してやってきたのは、既にある枠組みや正解をそのまま受け入れるのではなく、自分なりに問い直し、別の可能性を探すことでした。
複雑な状況に出会うと、その背後に何があるのかを考える。正解のない場面でも、自分で判断し、動きながら修正する。異なる分野や人の間に、思いがけないつながりを見つける。
それは長い間、私にとってあまりにも当たり前のことでした。
仕事でも日常でも、人と話しているうちに、その人自身がまだ気づいていなかった可能性や選択肢が見えてくることがありました。私と話すことで見方が少し変わり、その人が自分で気づき、自分で動き始める。そんな場面に、意図せず何度も立ち会ってきました。
人生の大きな転換期を迎え、一度立ち止まり、これまでの仕事や暮らしを見つめ直すなかで、私は初めて、こうした自分自身の特性について考えるようになりました。
同時に気づいたのは、力を加えることだけが、人を動かすのではないということでした。
むしろ余計な力が抜け、環境が整い、自分自身の感覚を取り戻したとき、人はもともと持っていた力で動き始めることがある。
科学を通して培った、現象の背後にあるものを考える視点。
ビジネスや起業を通して得た、現実の中で物事を動かす経験。
そして、自分自身の人生を通して知った、身体や感性に耳を澄ますことの大切さ。
それらを一つにして、人や組織が本来持っている力を自然に発揮できる場をつくりたい。
その実践として、effortlessiaを始めます。
二神さやか | Founder
東京都出身
慶應義塾大学大学院理工学研究科化学専攻修士課程修了
米国 Johns Hopkins University 大学院バイオテクノロジー専攻修士課程修了
外資・内資の大手企業からベンチャー、コンサルティング会社等での実務・事業開発を経て、グルテンフリー食品の輸入販売で起業・会社設立
一般社団法人グルテンフリー協会を設立し、代表理事を務めた
2026年9月、株式会社エフォートレシア代表取締役として事業を始動
料理好き、器好き。


